Mac や PC を利用中の方におすすめの、iPhoneのバックアップ（保存）方法をご案内いたします。 バックアップの方法は大きく分けて2つ用意されていますが、今回は iCloudを使って ネットワーク上のサーバーにデータをバックアップ（保存）する方法をご案内します。
バックアップが正常に取れているかの確認方法や、バックアップファイルの暗号化設定／解除についても併せてご案内します。
※ 注意 ※
iCloud 上にバックアップする場合には、Wi-Fi環境が必要になります。また、iCloud では「5Gバイト」までの容量を無料で使えますが、不足する場合には簡単に容量を追加することが可能です（有償）。
iCloud で iPhoneのデータをバックアップする（ iPhone での操作方法）
手軽にバックアップデータを残しておきたい場合、PCやMacのない環境でもバックアップデータを残しておきたい場合などは、iPhoneの操作で [設定] - [iCloud]と進み、［バックアップ］を実行します。これだけでバックアップデータが出来上がります。
また、iPhoneに電源がつながった状態であれば、特に意識しなくても自動的にバックアップが実行される点も魅力です、
それでは、具体的な手順を紹介します。
iPhone の iCloud でバックアップをする手順
まずは、iPhone → [設定] → [iCloud] と進みます。
１．iCloudへサインインし、「バックアップ」を押します。
バックアップを開始する前に、iCloudを設定する必要があります。利用規約の表示が出る場合には、そのまま進み、まず初期設定を完了させてください。
２．「iCloudバックアップ」のオン・オフ切り替えボタンをオンにします。
３．ポップアップが表示されますので、「OK」を押します。オンになるまで、数秒かかります。
バックアップ機能をオンにする際に、Apple IDパスワードの入力を求められる場合があります。
４．「今すぐバックアップを作成」を押すとバックアップが開始します。
５．バックアップが開始されます。
パソコンの環境や iPhone ( iPad ) 内にあるデータ量によって長い時間を要する場合もあります。
６．バックアップを作成中の表示が消え、バックアップの時間が表示されたらバックアップ完了です。
iPhoneのバックアップデータを確認する手順
まずは、iPhone → [設定] → [iCloud] と進みます。
１．iCloudから、「バックアップ」を押します。
バックアップが「オン」になっていることを確認します。「オフ」の表示が出ている場合には、バックアップが有効になっていません。
２．バックアップの時間が表示されていたらバックアップ済みです。
前回のバックアップ時間の表示で、バックアップデータの有無が確認できます。
バックアップされている場合は、前回のバックアップ実施時間の表示があります。
なぜバックアップが必要？
iPhoneのOSである「iOS」は、機能追加や不具合修正のために随時最新版「iOS」のアップデートファイルが配布されます。
現在配布される「iOS」のアップデートは、iPhoneから直接実行できますが、個々のアップデート環境によっては、アップデート後にiPhone内の写真が消えてしまったといった報告がされるなど、アップデートによるトラブルも起こっています。
また、iPhoneの落下や水濡れなど不慮の事故により、データは失われていなくてもiPhone自体が起動できなくなるケースもあるでしょう。そうした事態にも対応できる様、上記の手順で iPhoneのデータは定期的にバックアップしておきましょう。
上記手順にそって個別に作成したバックアップデータは、あとで呼び出して復元することも可能です。例えばiPhone上のデータが消えてしまっても、以前のバックアップデータから復元することで、データを取り戻すことができますよ。
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